アメリカで求められるビジネス/商品 その1
私はアメリカに住んでいた頃、思いもかけないプロフェッション(職業)を生業に大金を稼ぐ人達を目の当たりにすることが多く、「良くそれで生活ができるな・・・」と関心することがありました。 そして10年間の日本の企業に勤めている時は、周囲が同じ様なライフスタイル/価値観の持ち主/会社員だったことから、時々アメリカのニュースで奇抜な職業/商売の紹介を見た時に「どうしてそれで生活がなりたつのだろう・・・?」と不思議に思ったものです。 例えば、Anger Management Consultant・・・なる職業で生活をしている方がおられるのですが、 この仕事はストレスのたまる社会において 人々が、短期的には怒りで誤った行動をとらない様に、中長期的には怒らない思考構造を形成することを手助けするのです。 日本人の感覚からすると、「怒りたいから怒る」のであって、それを根本的に解決するには「我慢する」しか無さそうですが、それではストレスがたまる一方故 アメリカ人はプロの指導を受けて「ストレスを貯めない精神構造」を作り上げて行くのです。 対象は「怒り」だけではありません。Procrastination(何でも後回しにして”いざ”となる時まで行動を取らない優柔不断な性格)、Lactation(授乳)、Clutter(部屋を散らかす人)、Somnipathy(睡眠障害)・・・等々 尽きぬ問題にそれぞれ専門家がいて そして利益をあげているのです(因に私も英文コピーライターでしてあまり日本では見かけぬ職業の様です・・・)。 どうもアメリカ人というのは日本人よりも権威や肩書きに弱い気がします。 そして どんな軽微な問題でもプロの見解を重要視し多大な金額を払って解決する傾向が強いです。 その為、やや短絡的ですが、悩みに対する解決策はお金になる・・・と言えるでしょう。 (続きは次のブログで)
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