理想的なお客様と取引を行うには?
英文コピーライターの一條彰です。 こんにちは。 今年度もあと明日を残すのみとなりました。 来年度(といっても明後日の4月1日から)も引き続き 本ブログをご愛顧頂きたく宜しくお願い致します。 ところで皆様、お客様の中に態度がでかい、回答が遅い、金払いが悪い、クレームが多い・・・方がおられて悩まれたことはございませんか? 私は一昔前まで悩んでいました。 しかし、あることをキッカケにその悩みを解消することができたのです。 どうすればお客様とストレスフリーで楽しく取引を行うことが出来るのでしょうか? 一緒に考えてみましょう。 突然ですが皆様、プライベート・バンカーなる職業をご存知でしょうか? プライベート・バンカーとはプライベート・バンキング業務に携わる銀行員(といっても日本の銀行員とは少し異なります。)で 富裕層相手に資産運用のアドバイスや金融商品の提供を行う人をあらわします。 以下ウィキペディアによるプライベートバンカーの定義です、 プライベート・バンキング(以下、PB)業務というのは通常、銀行業務の中でもリテール部門に含まれる業務である。 富裕層(通常は最低でも3~5億円以上の金融資産保有者を対象にしている)に対して金融商品の提供や資産運用のアドバイスといった様々なサービスを提供することを主な仕事としている。 また、中には、高価な絵画の買い付けや子供の留学パブリックスクールの手配といったサービスまで提供する「何でも屋的」なPBまで存在し、PBの業務に携わる者は金融に対する知識だけでなく、高い一般知識(教養)も求められると言われている スイスやアメリカの銀行がこのサービスを提供していることで有名です。 昨今は 日本の銀行も負けずに富裕層に対するサービスを提供しだしていますが 運用上の観点から 外資系の方が質が高い(何故ならば歴史があってノウハウがあるから)・・・と一般的に言われています。 さて、その様なプライベートバンキング業務ですが、 実は彼等は融資額によって提供するサービスやお客様に対する扱いが異なるのです。 以下イメージは:Moneyzine から抜粋 イメージをご覧になってお分かりになると思いますが、資産を預けてくれるお客様に金額によってそれぞれ異なる呼称があります。 その中でも1億円が”つるし”と呼ばれていますね? 1億円も大金を預けてくれる人を何故”つるし”と呼ぶか不思議に思いませんか? これはその他(10億円+、場合によっては100億円+を預けてくれる人)が 銀行に運用をお任せし 紳士的な対応で取引を行うのに対して、1億円を預ける層は 要求が高く 喧しい割には銀行の儲けが少ないことからその様に名付けられたそうです。 さて、 本題に戻りますが、 実は私が本日プライベートバンカーのお話をしたのには訳があります。 以前からコピーの役割はタダ一つ、『読者に最初から最後まで読んで頂き モノを買って頂くこと』と申し上げておりますが その副産物として 発信者がお客様になって頂きたい顧客層を選定することが出来るという優れた特徴を持っているからなのです。 プライベートバンカーの例でもおわかりになって頂いたと思いますが、注文の多い顧客層、金払いの悪い顧客層等は実在します。 ご自身がご希望される層のお客様と取引が出来れば理想的ですが、どうすれば それを実現することが可能でしょうか? 理想的なお客様が共鳴する情報をコピーに織り込む。 例えが悪いですが、学校で不良グループに苛められるのは不良達がちょっかいをかけて反応する生徒だったりします。 反応があるから この様な結果が伴う訳です。 理想的なお客様を開拓する場合も、原理はこれと同じです。 理想のお客様の特徴、嗜好、悩みなどをリサーチし その結果を分析してコピーに織り込めば 反応を得ることができます。 商品を扱う上での注意、使用上で必要なスキルや、 実際にどういう方に使って頂きたいかをコピーに織り込むこと等で理想的なお客様との出会う確率が高まります。 貴方はお客様に何を望みますか? 何を取引で期待されますか? どういう方ならばお客様としてつきあって頂きたいですか? よく考えてみましょう。 楽しくなってきますよね? この様な楽しい感情をコピーに織り込むのも方法の内の一つです。 楽しさがコピーを通じて理想とされるお客様と共鳴し 良い結果を導きます。 私も個人的にこれを経験しています。 高校時代、大学入試の為にエッセーを提出することが必要でした。 エッセーは、高校の成績証明書、全国共通の入学試験、教師や知人の推薦状と同じ位大事なもので、 大学が入学希望者を検証する為に使います。 入学希望者はエッセーに ”大学に入ることが出来たら何をなし遂げたいか?”、”何故 この大学でないと駄目なのか?” そして ”入学希望者の特技、売り、苦手なこと”等を記載するのですが、 ここで 自分が主張したいことを書くだけでは良い結果に繋がりません。 当然 大学側も求めることがありますので それを書かなければならないのです。 そして 大学によってその求めるものが異なります。 私の成績は褒められたものではありませんでしたが、 入学したい大学に入りたい一心で高まった気分でエッセーを作成し大学に送付したところ 見事に入学が認められたのでした(精神的に落ち込んだ日に書いたモノを送付した大学はやはり駄目でしたが・・・)。 楽しい気持ちでエッセーを書いたのが読者にも通じ、良い結果に結びついたのです。 貴方も折角商売をするならば、理想とするお客様と取引をすることで幸せな毎日をおくりたいと思う筈です。 是非上で書いたことを実践してみてください。 但し、相手が望むこと をリサーチすることを忘れてはいけません。 我々の常識で外国人のお客様が望むことを想像しただけでは 先ず 間違いなく実態とかけ離れたものになっていることが多いです。 又 楽しさや幸せ感を伝える時には 適切な言い回し/語句をお使い頂き 読者に正確にそれが伝わる様に心掛けてくださいね。 ご成功をお祈り申し上げます。
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