Made in Japanが何故もてはやされるか?
こんにちは 英文コピーライターの一條彰です。 最近 遅まきながらmixiを活用する様になりました。 SNSの力を今まで体感したことがありませんでしたが、 そのパワーに驚かされる毎日です。
そして わたくしは同様に海外のSNSにも入っているのですが、そこで 高校時代の同級生に再会することが出来ました。
彼女は日本人で同じ様に留学生。 高校は男女共学の寄宿制の進学校に通い 大学は別々。 10年ぶりに再会を果たしたのでした。
彼女は、兎に角 よく もてたのです。 容姿は人並みだったと思いますが、日本人固有の可愛らしさとでも言うのでしょうか、アメリカ人の学生からは引く手数多だったことを良く覚えています。
そして、それ以外の当時の思い出ですが、兎に角 日本製品がもてはやされたこと。 持ち物のゲームボーイやカップヌードル等が部屋から無くなることがしょっちゅうおこりました。
又 多くのアメリカ人のお友達が長期休暇を利用して私の実家に遊びに行きたいと本気で頼んで来て 断るのに大変だったことを良く覚えています。
神秘の国日本。 我が国の製品や食べ物が何故こんなにもてはやされるか? お考えになられたことはございますでしょうか? 私は明確な理由があると思っています。
古くは繊維、そして 一昔前はテレビ等の家電製品、そして自動車や集積回路・・・生活に欠かせないモノを輸出することで日本は経済大国になることができました。
しかし、これらの商品を造ることが出来たのは日本だけではありません。 どうして 日本が突出してこれらの商品を上手に造って 売り込むことに成功したのでしょうか?
地理的と文化的背景の違いがおおいに起因していると考えます。 先ずは地理的背景の違いについて説明します。
日本は交通網が発達していることで商品の輸送が短時間で容易に行えます。 そして領土面積の割に人口が多いことから 同じ商品を扱う競争相手が自然と多く存在し 市場で勝ち抜く為には切磋琢磨して商品の質をあげることが必要です。 その結果 市場には多くの競合製品が並ぶのですが、市場のニーズを織り込んでいない商品は淘汰されてしまうのです。
そして激しい国内市場で勝ち抜いて行った商品だけが生き残り、海外市場でも善戦するのです。 但し、国内で売れていたものをそのまま持って行っても受け入れられないことがある為、海外市場のニーズを商品の仕様に織り込む努力を怠らなかったのは言うまでもありません。
この先人の例から学び 我々は引き続き優れた商品を開発する努力を怠ってはいけません。
次に 文化的背景についてご説明します。
これはライフスタイルの違いに起因します。 日本人は農耕型に対して 欧米人は狩猟型です。
言い換えますと、獲物を得る(お客に売る)ことを欧米人は得意としているが、自給自足(お客様と長期的な関係を構築する)は日本人が得意である為 短いスパンでは欧米人が怒濤のパワーでモノを売ることができるけれども 長期的にはいつも日本人に追い抜かれてきたのだと考えます。
しかし こうも考えられます。 欧米人は圧倒的なパワーでモノを売り込むことが出来るのですが、売り込まれた方はたまったものではありません。 大抵は怒って二度と戻ってこないでしょう。 お客様と良好な関係を構築出来る日本人の方に分が有るのはこの為です。 一度関係が構築されたお客様はリピーターとなってくれるからです。
私は日本人であることに誇りを持っています。 お客様と良好な関係を構築出来る日本人、市場のニーズを組み入れ商品にそれを織り込む努力を怠らない日本人、質の高い商品を造ることができる日本人。 留学時代に自身が日本人であったが為に受けた恩典も数知れません。
海外の多くの消費者にとって、Made in Japan製品を入手することは一種のステータスと言えましょう。 外国人の友人から新しい日本製商品の紹介を良く問われるのですが、多くの海外の消費者は未だ見ぬ日本製商品を入手することに夢と希望を託しています。
残念ながら語学力とマーケティングの知識が少しだけ不足している為に上手に海外市場に自社商品の良さをアピール出来ない企業様でも 優れた商品と開発力をお持ちの方が数多く いらっしゃることを存じ上げております。 何時の日か それらの商品すべてが海外の消費者に輸出され 企業様/消費者の方々ともに喜びを分かち合えることが実現すれば大変素晴らしいことだと思います。
ご成功をお祈り申し上げます。
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