世の中不況だから攻める姿勢が大事!
あけましておめでとうございます。 旧年中はブログやオフ会、そして会社関係でお世話になった皆様誠に有り難うございました。 本年も宜しくお願い致します。
皆様はお正月をどの様に過ごされましたか? 自分は家族と共に石川県の山中温泉に行ってきました。
たった三日間の短いファミリー・リユニオンでしたが、 独り者の自分にとって 家族のかけがえの無さを改めて実感させてくれる旅でした。 そして 日頃 テンポの早い東京で生活していることからユッタリと時間が流れる田舎で温泉に何度も浸かることでシッカリと骨休み出来ました。
そして お正月なので料理が豪華! 大晦日にはカニを三杯、お正月は朝/晩と食べきれないほどのおせち料理が。
家に帰って体重を量ると 案の定重くなっていました。 幸せ太りです・・・。
世間は「不景気だ~」、「派遣切り3万人~」、「正社員も危ない・・・」と悩ましいのに ホテルには沢山のお客様が・・・ 宴会をする団体もいれば、お土産も飛ぶ様に売れる・・・温泉街は不況と無関係の様に思えました。 実際 温泉街にとっては書き入れ時だったと思います。 ビンゴ大会、振る舞い酒、地方名産品の試食会等々 お客様に出来る限り気持ち良くお金を払って頂く経営努力がシッカリとなされてました。
そして経営努力ですが他の形でもしっかりとなされていたのでした。 仲居さんが妙に若くて奇麗なのでした。
「おっかしいなぁ。 仲居さんなんて肉体的にキツくて客の機嫌とらなければならないシンドイ仕事なのに、何で若くて奇麗な仲居さんが山奥の温泉街にいるんだ? 地元の若い子がアルバイトで来てるのかなぁ?」と最初は思ったのです。
でも その方達とお話してみて吃驚、お隣の国の方達でした・・・。 自分はこれを見て思いました。
貧しい国から日本に大量に出稼ぎに来る → Japanese Yenが大量に海外に流出する → 今でも不況で苦しんでいる日本がますます貧しくなる・・・負の連鎖です。
国内の金融事情(お金の流れ)を良好にするには、例えば消費税を無くしたり 高額商品を買う人々に助成金を出したりして国民が個人単位で溜め込んでいる預金を使ってもらえる様に工夫することが政策的には可能です。しかしながら、何時景気が回復するか不安に思っている人々を説得して財布の紐を緩めてもらうことは簡単では無いでしょう。すると解決策は一つしかありません。
外貨を稼ぐことです!今まで日本の高度経済成長を支えて来たのは自動車や家電等製造業が頑張って海外に商品を販売することで外貨を稼いで来た他にないのですが、資源の少ない日本が引き続き経済状態を維持する為には製造業にも引き続き頑張って頂きたいと思います。
一方で 私は 今のタイミングは世界の産業構造が革命的に変化する時では無いか?と睨んでいます。 過去 花形だった繊維業界が没落し、鉄鋼が駄目に、家電がポシャって、そして最近では投資銀行が駄目になったことから今迄 安泰だった自動車業界も駄目になるのではないかと心配しています。
では日本はどうすれば生き残ることが出来るでしょうか? 今まであまり注目されていなかった新しいビジネス/商品で外貨を稼ぐことが出来るのではないでしょうか?
例えば、コンテンツビジネス(アニメ/漫画等)や環境ビジネス、無農薬野菜を海外に輸出するなんて如何でしょうか?日本のアニメは秀逸で海外の幅広い年齢層から支持されていますし、日本の厳しい品質管理検査を経て店頭に並べられる姿形の良いそしておいしい野菜や果物は中東やアジアの富裕層が高値で購入しています。
又、年末に有明ビッグサイトで行われたエコプロダクトフェアを見学することや 秋葉原で外国人旅行客の団体を見たことで まだまだ日本には海外で飛ぶ様に売れるプロダクツ(商品)がたくさんある。”日本の将来は明るい”と安堵しました。
一方で、海外に販売した経験が無いこと、英語が出来ないこと、カルチャーにギャップがあること等の理由から「最初から海外との取引を諦めておられる経営者の方が思ったより多い」ことに危機感を感じました。
言葉が話せない、文章が書けない、新たなことに挑戦するのは面倒だ・・・その他諸々の事情で海外との取引を諦めてしまうのは非常に勿体無いです。今やインターネットが発達しているので自前のHPで情報を発信すれば世界中にいるお客様から注文が来る可能性があるのに・・・。 そしてお客様からの注文も電子メールやネットを経由して時差を気にせず、直接コンタクトを取ること無く処置することが可能になりました。
簡単になった海外との取引、これらの新しいテクノロジーを駆使して早い段階で始められることをお薦め致します。
20年前、言葉を話せない状態で初めて留学のために渡米した時 大変不安を感じましたが 数々の障害を乗り越えて高校・大学を卒業し得たものは学位/経験以外に、危機的状況に陥っても新しいことに恐れずに対処することの尊さを学んだことだと思います。
世界中が不景気の中、貴社が飛躍し日本経済の復活に貢献する為には新しい取引相手を海外に開拓することを恐れずに挑戦することが大事に思います。勿論 やったことがないことを始めて結果を出すことは簡単ではありませんが、アクションを起こし、諦めずに開拓し続けることで必ずご希望される取引先相手と巡り会います。
新しい年になりました。貴社も心機一転 新しい海外の取引先相手を開拓することを始めてみませんか?貴社の今年一年のご活躍と益々のご繁栄をお祈り申し上げます。
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